抗生物質で犬や猫を病から守れる?すごい能力バイトリル!

確かな効果のバイトリル

犬や猫が患う病気の一つに、尿路感染症があります。
尿路感染症は、腎臓、膀胱、尿道といった泌尿器系の器官に細菌等が感染し、炎症等の症状が起きることです。
放置すると他の病気を合併してしまい、取り返しのつかない事態を招くことになります。そうです、死に至る場合もあるのです。
また、適切な治療をしないと、再発、慢性化することもあります。
診断方法としては、尿検査で細菌等の感染の有無を確認します。
治療方法としては、抗生物質を投与することで治療します。
犬猫の尿路感染症の治療に対して用いられるのが、バイトリルという医薬品です。

この薬は、尿路感染症等の原因となる病原細菌の幅広い菌種に対し、強い殺菌力を示します。
増殖を阻害するために、細菌細胞のDNAに対して直接的に作用し、細菌を死滅させます。
一方で、動物細胞のDNAには直接作用できないため、犬猫、牛、豚、鶏などの哺乳類、鳥類に対して投与しても、危険性は低いと言えます。
優れた殺菌作用のほか、消化管からの吸収が良好で、経口摂取でも注射と同様の効果があるのも特長です。
犬や猫に対しての処方について、日本では、尿路感染症を対象疾病とした動物用医薬品として承認・販売されてますが、海外では、呼吸器感染症や皮膚感染症などといったさまざまな感染症の治療薬としても、高い評価を得ています。
バイトリルは獣医師から処方されるほかに通販などで海外から個人輸入することでも入手できますが、要指示医薬品に分類されていますので、投与する場合には必ず獣医師の処方箋、指示に従わなければなりません。

不適切な投与により、抗生物質の効かない耐性菌が発生したり、症状の悪化を招く恐れもあるので、獣医師の診断を受け、決められた用法、用量を厳守することは極めて重要です。
そのほか、嘔吐するなどの副作用が発生する場合があります。その際は速やかに獣医師の診察を受けるなどの対応をしてください。
主に報告されている副作用は嘔吐、食欲不振、流涎などですが、猫に対する投与では、失明などの視覚障害が認められた報告があります。
また、犬に対する投与では成長期の幼齢犬に大量に投与することで間接障害が認められた報告があり、12ヵ月齢未満の成長期にある犬に投与することは制限されています。
愛犬や愛猫の健康を守るためにも、医薬品を投与するときは注意事項をよく読み、適切な方法で投与してください。